■ 仕事は“機能”でつながっている
3 プロセス − 仕事にはつながりがある
最後の視点は、プロセスです。
“ファンクション”で展開して出てきた「仕事」は、それぞれがバラバラに存在したり、別々に実行されるわけではありません。
それらは、何らかの関連性を持ち、連続した「仕事」として実行されます。その「仕事」を手順に沿って、流れで表現したものが“プロセス”です。(図15)
実は“プロセス”は、「ビジョン(企業方針や経営方針)」を実現する上で、非常に重要です。
「ビジネスモデル」とか「プロセスモデル」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これらは、「ビジョン(方針)」を実現するために、一番初めに、会社全体や事業全体を簡単なしくみとして表現するものです。そして、その出来具合によって、収益や業績が大きく左右されるのです。
また、“プロセス”によって、「仕事」に対する人や時間、お金(コスト)などのリソース(資源)のかかり具合が変わります。
ですから、「仕事」の“重み”を変えるには、“プロセス”を見直す必要があります。
“ファンクション”を展開すれば、必要な「仕事」は出てくる。しかし、会社全体、事業全体で“プロセス”として見なければ、部門や個人の間で「仕事」のつながりが悪くなり、「ビジョン(方針)」の実現に悪影響を及ぼすのです。
つづく
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このブログは、弊社発行の小冊子『社員力を100%活かすための 会社の仕事を作り直す方法』を再構成しています。